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お知らせテントクリーニング

テントがカビだらけ!?そもそもの原因やカビ取り方法、防止のためのキャンプ後の対策(乾燥・保管)を紹介

 

キャンプギアの中でも、とくに大きな買い物になるのが「テント」ではないでしょうか。
 
思い入れやこだわりがある人も多いはずです。
 
しかしカビが生えてテントは駄目になる場合があります。
 
正しいメンテナンス方法を学び、大事なテントをカビから守りましょう。

 

 

 

テントにカビが生える原因や状況

 

 

カビの原因は水分です。
 
テントの場合も同様で、濡れたままや湿気が多い環境および状況ではカビが生えやすくなります。
 
まずはカビの発生しやすい条件を知り、対策を考えましょう。
 
テントにカビが生える原因や状況を以下にまとめました。参考にしてみてください。

 
 
 
■環境的条件

 

カビが発生しやすい環境の条件は以下のとおりといわれています。

 

・温度が25~30℃
・湿度が80%以上
 

風通しの悪い場所にテントを保管していると、気付かないうちにカビの発生条件が満たされているかもしれません。
 
カビが発生・繁殖しやすい梅雨や夏の時期で注意しているかもしれませんが、気温・湿度が低い冬場でもカビは発生する可能性があります。
 
たとえば冬場に暖房をつけ室内外の気温差によって発生する結露には注意が必要です。
 
場所によっては結露でテントが濡れて、保管されている間にカビが生えてしまうかもしれません。

 
 
■人的なミス

 

使用後のメンテナンス不備が原因で、テントにカビが発生するかもしれません。
 
芝生の上などで使用した場合は、雨の日はもちろん、晴れていてもテントに水分が付いている可能性が高いです。
 
使用後のテントをしっかり拭かずにそのまま収納した場合、カビの発生につながります。
 
カビの栄養となる汚れを放置した場合も同様です。
 
カビの発生を抑えるために、メンテナンスをしてからテントを収納しましょう。
 
 

 

[補足]テントの生地による違い

 

テントの生地によって、カビの発生しやすさは異なります。
 
テント生地に使用される素材ごとの特徴を以下で紹介しましょう。

 
 

●ポリエステル

 

吸湿性が低く耐水性もあります。
 
乾きやすく強度もあり、カビが生えても比較的取り除きやすい生地です。
 
ただし通気性が悪いので、テント内部の蒸れが原因でのカビに気を付ける必要があります。

 
 

●ナイロン

 

ポリエステルより柔軟性があり軽いのが特徴です。
 
カビが発生しにくい素材ではあるものの、汚れを落とす・水分を除去するなどの最低限のメンテナンスは行いましょう。

 
 

●コットン

 

通気性がよく夏場でも比較的涼しく過ごせる素材です。
 
結露に強い半面、しっかり乾燥させないとカビが発生しやすい点に注意しましょう。
 
また防水性が低いため、湿気対策が必要になります。
 
ポリエステルやナイロンに比べるとメンテナンスが難しいともいわれる点も押さえておきましょう。

 

 

●ポリコットン

 

コットンとポリエステルを混ぜた素材がポリコットンです。
 
両方の特長を持っており、薄くて軽く耐久性に優れています。
 
ただしカビの原因である湿気に強い素材ではありません。

 
 

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テントにカビが生えるとどうなる?

 

 

テントにカビが生えても見た目が悪くなるだけだと思っていませんか。
 
実は見かけだけの問題ではありません。
 
カビの発生は、テントにさまざまな不具合をもたらします。
 
代表的なものを4つ紹介しましょう。

 
 
 

■生地が傷む・色落ちする

 

カビを放置しておくと、素材によってはテントの生地が傷む場合があります。
 
ひと目でカビだとわかる黒い斑点が付いているので、見栄えも悪くなるでしょう。
 
またカビを取り除こうとして強い洗剤や漂白剤を使用すると、色落ちの原因になり劣化が早まります。

 
 
■撥水効果やUVカット効果が薄れる

 

カビによる素材の腐食が進むと、テントに備わっている撥水効果やUVカット効果が薄れる可能性があります。
 
テントとしての機能が劣化するだけでなく、撥水効果の低下によりさらにカビが発生しやすくなるでしょう。

 
 
 

■カビの臭いがする

 

カビは独特な臭いを発生させます。
 
中には人体にとって有害なカビもあるため、少量でも臭いに気づけるよう嗅覚が発達したといわれています。
 
テントの中がカビ臭ければ、せっかく息抜きや行楽に来た気分が台無しです。
 
カビが広がれば保管場所からも臭うので、生活スペースまで臭くなる可能性があるでしょう。

 

 
 
■顧客満足度が下がる

 

テントを貸し出している業者の場合、カビが生えていると顧客満足度の低下につながります。
 
カビの状態が酷ければ顧客からのクレームにつながりかねません。
 
スマホやSNSが普及した現代は、簡単に写真が撮れて悪評が簡単に広まります。
 
とくにグランピングでラグジュアリーな体験を提供している施設は、カビで一気に世界観が崩れてしまいかねません。
 
またテントを貸し出しているキャンプ場の場合も、カビがあればメンテナンス不足がすぐにわかるので注意が必要です。

 
 

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テントのカビ取り方法を比較

 

 

テントのカビを取るにはいくつかの方法があります。
 
一般的なテントのカビ取り方法を以下に3つ記載しました。
 
それぞれのメリットとデメリットも合わせて紹介しましょう。

 
 
■自分で洗浄する

 

テントのカビは自分でも落せます。
 
たとえば塩素系漂白剤は、カビ取りに効果的で洗浄に使われる洗剤の一つです。
 
しかし洗浄力の強いものは、素材にダメージを与えかねません。
 
そのためオキシクリーン(株式会社グラフィコ)などの酸素系漂白剤がおすすめされています。
 
酸素系漂白剤が無い場合は、中性洗剤や重曹で洗うのもよいでしょう。
 
またカビの増殖を防ぐために殺菌作用のある除去スプレーを使用する方法もあります。

 
 

●メリット

 

自分で洗浄するメリットは費用が安く済む点でしょう。
 

出費を抑えたい人におすすめです。
 
カビの発生が小規模の場合、手軽に一部分だけ対応できるのも自分で洗浄するメリットといえます。

  

●デメリット

 

手間がかかり、テントを傷める可能性がある点はデメリットです。
 
やり方次第ではテントを傷つけたり撥水加工を落としたりする可能性があります。
 
また洗浄後は、テントを広げて干さなければなりません。
 
十分なスペースがない場合は、乾燥が不十分でまたカビが生える可能性があります。
 
そして高額なテントの場合、自分で洗って破損するとクリーニング代より高くつくかもしれません。
 

 
■メーカーや販売店に依頼する

 

テントにカビが発生した場合、メーカーや販売店に依頼してもよいでしょう。
 
ただしメンテナンスサービスに“カビ取り”が入っているメーカーや販売店は多くありません。
 
依頼内容は基本的に“修理”になるでしょう。

 

 

●メリット

 

カビの部分をそのまま新しい生地・部品に交換するので、綺麗な状態のテントが手に入ります。
 
また大手のメーカーであれば、信頼性の高い修理を行ってくれるでしょう。

 

●デメリット

 

修理箇所によっては、自分で洗浄した場合やクリーニング業者に頼むよりも費用がかかる可能性があります。
 
カビがテント全体に広がっているようであれば、新品を買うのと同じくらい値段がかかるかもしれません。
 
 

  

■クリーニング業者に出す

 

カビの発生している箇所が多い場合はクリーニング業者に頼むのもよいでしょう。
 
専門に扱っている業者はもちろん、服などの一般的なクリーニングサービスを提供しているお店でもテントクリーニングをお願いできる場合もあります。
 
クリーニング業者であれば、専用の器具とプロの技で頑固なカビをきれいに落としてくれるでしょう。

 

●メリット

 

テントの素材を傷めずにカビをきれいに清掃してくれます。
 
またカビ防止加工や撥水加工もしてもらえるので、後々のメンテナンスが楽になるメリットもあるでしょう。
 
服のクリーニングをお願いしている馴染みのお店を利用できれば、安心につながりメリットになるかもしれません。
 
  

デメリット

 

自分で洗浄する場合に比べてお金がかかる点はデメリットといえるでしょう。
 
高級テントであればさらに費用はかさみます。
 
またクリーニングに出してから手元に戻るまで時間がかかる場合もあるでしょう。
 
直近で使用予定がある場合は、戻ってくるまでの時間を考慮してクリーニングに出すのをおすすめします。
 
 

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テントのカビを防止するための乾燥・保管のポイント

 

 

テントのカビは未然に防ぐのが一番です。
 
日頃からカビが出ないように気を付けていると、洗浄の手間や無駄な出費を抑えられるでしょう。
 
テントのカビを防止するためのポイントを4点紹介します。
 
以下の内容を意識し、カビの発生を防ぎましょう。

 
 

■しまう前に水分を取り除く

 

テントをしまう前には水分をしっかり取り除きましょう。
 
すでに紹介したとおり、雨の日でなくても、人や植物から出た水蒸気によって使用後のテントには水滴が付いている場合があります。
 
そのまま袋にしまうと、湿度の高い状態が保たれるためカビが発生しやすいです。
 
雑巾などで目に見える水滴を拭いておくだけでも、カビの発生は予防できます。

 
 
 

■日光に当て、風を通して乾かす

 

テント内の水分を無くすには乾燥が必要です。
 
可能であれば片付けを早めに行い、キャンプ場で日光に当てながらテントを乾かしましょう。
 
キャンプ場だけでは十分に乾いていない可能性があるので、自宅に戻ってから風通しのよい場所で再度テントを干すのも有効です。
 
ベランダ干しでも問題ありませんが、庭や駐車場などの広いスペースでしっかり広げて干すのが好ましいでしょう。

 
 
■乾きにくい箇所を意識

 

テントを干すとき、乾きにくい部分と乾きやすい部分が出てきます。
 
生地が厚く乾きにくい面を上にして干すなどの工夫が必要です。
 
またロープやベルトなどの部品は乾きにくいため、風通しがよく日光に当たる所に意識的に置いて丁寧に干しましょう。
 
 

■湿度の低い場所で保管する(風を通す、除湿剤を置くなど)

 

テントを保管する場所にも気を配りましょう。
 
閉め切られた倉庫などに放置していれば、湿気が溜まりカビが発生しやすくなります。
 
できる限り湿度が低くなる風通しのよい場所で保管しましょう。
 
どのようにしても風通しのよい保管場所が無い場合は、除湿剤などを収納袋に入れておくと湿度の上昇およびカビの発生を防げます。

 

 

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テントに生えるカビの対策・防止はヤマトヤクリーニングにおまかせ!

 

 

今回紹介したとおり、ご自身でテントのカビ取りを行うと劣化や破損のリスクを伴います。
 
大切なテントのカビ取りは、クリーニング業者にぜひお任せください。
 
中でも老舗クリーニング企業の「ヤマトヤクリーニング」では、ほぼ手作業で丁寧にテントを洗浄しています。
 
置き場が確保できない場合は無料保管も利用可能です。
 
さらに大和屋独自の防カビ加工サービスを利用すれば、5年間も効果の持続を期待できます。
 
サービスの詳細は、下記の専用ページよりご確認ください。

 

編集者プロフィール

永江 宏徳
永江 宏徳株式会社大和屋・専務取締役
新潟県糸魚川市にある1958年創業の老舗クリーニング業者「株式会社大和屋」の専務取締役。宅配クリーニング「ヤマトヤクリーング」では全国からの依頼に対応中。職人による確かな洗浄技術が好評で、衣類・布団・テント・ぬいぐるみなど、さまざまなものをクリーニング!