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服に付いたカビの落とし方は?原因や予防方法も解説

久々に着ようとしたお気に入りの服に、カビが付いていて困っているところではありませんか?
服に付いたカビを落とす方法や、原因・対策などを今回紹介します。
服にカビが生えた場合の対処法

服のカビを発見した場合、広がる前に早めの除去が肝心です。
発生したカビの種類によって、行うべき対処法は異なります。
服に発生する代表的なカビの対処法を、種類別に確認しましょう。
■白カビの対処法
服に発生する代表的なカビの1つが「白カビ」です。
白カビは、綿毛やホコリのような見た目で、色が白いです。
服の表面に広がっている場合が多く、比較的取りやすいでしょう。
白カビの具体的な対処法は下記のとおりです。
(1)屋外で白カビを払い落とす
服に白カビが付いているのを発見した時は、まず屋外に出して払い落としましょう。
服の表面に付いているカビは、ある程度はこれだけで落とせるはずです。
↓
(2)アルコールの入った除菌スプレーを吹き付ける
カビはアルコールに弱いです。発生していた周辺も含めて、アルコール入りの除菌スプレーを吹きかけます。
服の素材によっては色落ちする可能性もあるので、アルコールの使用が可能か事前に確認しておきましょう。
↓
(3)酸素系漂白剤に浸してから洗濯
しっかりとカビを落とすために、酸素系漂白剤に一定時間浸してから、洗濯しましょう。
塩素系漂白剤より服に与えるダメージは少ないものの、酸素系漂白剤でも素材によっては色落ちします。
長時間の浸け置きには注意しましょう。
■黒カビの対処法
服に発生する代表的なカビの2つ目が「黒カビ」です。
服の表面だけでなく、繊維の奥深くまで黒カビは根を張っている場合があります。
白カビに比べて落としにくいのも特徴です。
黒カビの具体的な対処法は下記のとおりです。
(1)黒カビの発生している所に酸素系漂白剤を付ける
黒カビが発生している部分に、綿棒などを使って酸素系漂白剤を塗り込みます。
白カビと同様に、素材によっては色落ちする可能性もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
↓
(2)容器に湯を入れて酸素系漂白剤を適量溶かす
服が浸せる大きさの容器に湯を入れ、酸素系漂白剤を溶かします。
↓
(3)酸素系漂白剤の溶液に浸して洗濯する
さきほど作った酸素系漂白剤の入った湯に、黒カビの生えた服を浸します。
定期的にカビの落ち具合を確認しつつ、黒い色が除去できるまで様子を見ましょう。
黒カビが落ちたらすすいで完了です。
■洗濯槽のカビが服に付いた場合の取り方
洗濯槽のカビが服に付いている場合もあるでしょう。
洗濯槽のカビであれば、服の繊維内には入り込んでいないので、洗浄剤を使わなくても取り除けます。
ただし濡れた状態のまま取り除こうとすると、繊維の奥にカビが入り込んできれいに除去できない可能性があります。
一度しっかり乾燥させてから、丁寧に剥がし取るようにしましょう。
■デリケートな服の場合は注意が必要
デリケートな服にカビが発生した場合、注意して洗浄する必要があります。
色落ちや傷みなどの原因にもなるので、カビを落とせる強力な洗剤は使用できません。
アルコールも直接吹きかけるのではなく、一度タオルなどに含ませてから優しく拭き取る必要があります。
基本的にデリケートな素材の服は、自力で洗濯せず、クリーニングに任せるのがおすすめです。
専用の溶液を使い、服の傷みを最小限に抑えつつ、カビの除去ができるクリーニング業者もあります。
失敗なくカビを落としたいなら、プロのクリーニング業者に依頼しましょう。
服にカビが生える原因は?

そもそも、服にカビがなぜ生えるのか知っていますか?
カビが発生する原因はいくつかあります。
代表的なものを5つ紹介しましょう。
■服に汚れが残っていたから
服に汚れが残っているとカビは発生しやすいです。
服の汚れをエサにしてカビは繁殖します。
カビの好む皮脂汚れは、着用した時間に関わらず付着している場合が多いです。
汗をかいていなくても、一度着た服はきちんと洗濯しましょう。
毎回洗濯しているのにカビが発生している場合は、汚れが落とし切れていないのかもしれません。
洗濯の際、服などを詰め込み過ぎていたり洗剤の洗浄力が不足していたりする可能性も考えられます。
カビの発生が続く場合は洗濯方法を見直してみましょう。
■服の収納場所に湿気がたまっているから
クローゼットなど服を収納する場所に湿気がたまっていると、カビが発生する可能性が高まります。
風通しが悪い・クローゼットや押し入れの換気を行っていない場合、湿度が上がってカビが発生しやすくなるでしょう。
■服が完全に乾いていなかったから
そもそも服が乾き切っていない状態で収納している可能性も考えられます。
さきほど紹介したように、湿度の高い環境ではカビが繁殖しやすいです。
生乾きの状態で服をクローゼットなどに収納すると、湿度が上がってカビの発生原因になります。
アウターなど厚い生地の場合はとくに注意が必要です。
脱いだ後すぐにクローゼットにしまうと、内部に汗が残ったままでしょう。
クローゼット内部の湿度が上がってカビの繁殖につながります。
■服を長期間取り出さずに放置したから
服を長期間クローゼットなどに入れたままなのも、カビが発生する原因です。
クローゼットの奥など、普段は使用しない場所には湿気がたまっている可能性があります。
長期間取り出さずに放置している服がそこにあれば、気付かない内にカビが発生しているかもしれません。
■洗濯機にカビが発生して移るから
服そのものや収納場所ではなく、洗濯機に生えたカビが移っているのかもしれません。
洗濯機の内部には、カビが繁殖している場合があります。
洗濯機の内部は湿気がたまりやすく、基本的に風通しが悪いです。
また洗濯時に出る皮脂汚れや洗剤カスなどがエサとなって、カビが繁殖しやすい環境でもあります。
そのままの状態で洗濯すると、服にカビが移ってしまうでしょう。
服にカビを生えさせないための予防法

カビが発生する原因をふまえて、再発防止の方法を知っておきましょう。
自分で対策ができるカビの予防方法はいくつかあります。
代表的なものを下記にまとめましたので、参考にしてみてください。
■クローゼットなど服の収納場所を定期的に換気する
カビを予防するためにはクローゼットやタンスなど、服の収納場所をこまめに換気するのがおすすめです。
定期的に扉を大きく開けて、湿気がこもらないようにしましょう。
クローゼットの中には服をギュウギュウに詰め込まず、適度に間隔を空けておくのが望ましいです。
風通しのよい環境を作っておくと、カビは発生しにくくなるでしょう。
■服の収納場所をこまめに掃除する
服の収納場所をこまめに掃除するのも、カビ予防として効果的です。
紹介したとおり、ホコリや汚れはカビのエサになります。
定期的に掃除をして栄養源を取り除けば、カビの繁殖が防げるでしょう。
服の周りだけではなく、押し入れやクローゼット内部の隅々まできれいにしておくのがおすすめです。
■乾燥剤や除湿剤などをクローゼットに置く
手軽にカビを予防したい人には、乾燥剤や除湿剤がおすすめです。
クローゼットなど服の収納場所に乾燥剤や除湿剤を置くと、カビの好物である湿気を除去できます。
風通しの悪い場所にクローゼットや押し入れがある場合にとくにおすすめです。
■収納前に服の汚れはしっかり落とす
収納前に服の汚れをしっかり落とすのも、カビ予防には重要です。
「洗濯機に服を詰め込み過ぎない」や「すすぎを2回に設定する」などの工夫で、服の汚れは落ちやすくなります。
シーズン終わりなど服を長期でしまっておく前にあらためて洗濯しておくのもいいでしょう。
■服を完全に乾かしてからクローゼットなどに収納する
カビの発生を防ぐには服の乾き具合も重要です。
紹介したとおり、生乾きの服を収納すると、カビが発生する原因となります。
服を収納する前に、完全に乾き切っているか確認しましょう。
厚手のアウターなどは内部に湿気がこもっている場合もあります。
着用後すぐに収納するのではなく、十分に乾かしてからクローゼットなどにしまいましょう。
服に付いたカビをきれいに落としたいならヤマトヤクリーニングがおすすめ!

今回は服に発生したカビについて、原因・対策・予防法を紹介しました。
本文中でも紹介したように、デリケートな服に頑固な黒カビが発生した場合は、無理に落とそうとせずにクリーニング業者に依頼するのがいいかもしれません。
なかでもヤマトヤクリーニングは、1958年創業の老舗クリーニング屋・大和屋が手がけるサービスで、職人による丁寧な仕事が自慢です。
宅配クリーニングも行っているので、全国どこからでも依頼ができます。
カビの付いた服には、ヤマトヤクリーニング独自の特殊しみ抜き加工「バブルクリーニング」が有効です。
落ちにくい頑固な汚れやカビなども、泡の力できれいに落とせます。
バブルクリーニングは白物だけでなく色物にも対応可能です。
バブルクリーニングの詳細は、専用ページで解説してあります。
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※こちらはオプションなので、単品の購入はできません。
編集者プロフィール

- 株式会社大和屋・専務取締役
- 新潟県糸魚川市にある1958年創業の老舗クリーニング業者「株式会社大和屋」の専務取締役。宅配クリーニング「ヤマトヤクリーング」では全国からの依頼に対応中。職人による確かな洗浄技術が好評で、衣類・布団・テント・ぬいぐるみなど、さまざまなものをクリーニング!
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