リネンクリーニング
リネンクリーニングとリネンサプライの違いとは?メリット・デメリットをふまえて解説!
リネン製品を事業で導入するとき、「購入してクリーニングに出すべきか」「リネンサプライを使うべきか」で迷ってはいませんか?
どちらがコストを抑えられて運用の負担が少ないのかは、業種や営業スタイルによって異なります。
リネンクリーニングとリネンサプライの違いにくわえ、それぞれのメリット・デメリットもチェックしていきましょう。
リネンクリーニングとリネンサプライの違い

リネン類を導入するとき、購入してクリーニングに出すか(リネンクリーニング)・レンタルして使うか(リネンサプライ)を考える必要があります。
コスト構造や特徴がそれぞれ異なり、業種や運営のスタイルによって向き・不向きがあります。
リネンクリーニングとリネンサプライの仕組みと特徴、そして両者の違いについて解説しましょう。
リネンクリーニングとは
リネンクリーニングとは、利用者が所有するリネン類(タオル、シーツ、ユニフォームなど)を専門業者に洗濯や仕上げをしてもらうサービスです。
リネン類自体は利用者側で購入・保管し、汚れたタイミングでクリーニングに出す形になります。
リネンクリーニングの特徴は、使用するリネン類を自社のこだわりに合わせて選べる点が挙げられます。
ランドリークリーニング(水と洗剤を使って洗う方法)やドライクリーニング(水を使わずに汚れを落とす洗浄方法)など、依頼する洗濯方法を自由に選べる点も挙げられるでしょう。
リネンサプライとは
リネンサプライとは、リネン類のレンタルとクリーニングを一括して提供するサービスです。
業者が所有するリネン類を利用者に貸し出し、使用後は回収・洗濯・再納品を行います。
利用者は自社でリネン類を保有する必要がないため、管理の手間が軽減できます。
また安定的な供給体制も魅力です。
定期的に清潔なリネンが届くため、一定の品質と数量が常に確保できます。
リネンクリーニングとリネンサプライの違い
リネンサプライは「リネン類の貸し出し+クリーニング」が一体化しているサービスです。
一方のリネンクリーニングは、クリーニングに特化しており、リネン類の購入や保管は利用者の責任となります。
リネンクリーニングとリネンサプライは、利用目的がそもそも違います。
リネンクリーニングの目的は、所有するリネン類を清潔な状態にしてもらうためです。
リネンサプライの目的は、清潔なリネン類を定期的に受け取り、業務効率化やクリーンネスを上げるためといえます。
わかりやすくいうと、リネンクリーニングは、スーツやシャツなどの衣類で利用するクリーニングとほぼ同じ仕組みです。
リネン類を自分で調達する必要があるため、仕入れのコストが初期に別途かかります。
一方のリネンサプライは、リネン類のレンタルサービスです。
リネン類の購入費用が必要ないので、初期投資を抑えられます。
また、契約で決められた最低発注数と定期的な集配が設けられているのが一般的です。
リネンクリーニングには一般的に、発注数のルールはありません。
必要なときに・必要な分だけ依頼できる柔軟さが特徴です。
リネンクリーニングとリネンサプライのメリット・デメリット

リネンクリーニングとリネンサプライそれぞれの違いがイメージできたでしょうか。
特徴のところで軽く触れた点もありますが、それぞれのメリット・デメリットを改めて表などに整理してみました。
両者を比較する上で参考にしてみてください。
リネンクリーニング | リネンサプライ | |
メリット | ●事業で取り扱うリネン類にこだわりが持てる ●不定営業でも臨機応変に依頼が可能 | ●清潔なリネン類が安定的に供給される ●初期費用や管理の負担を抑えられる |
デメリット | ●リネン類を自社で購入する初期費用や手間がかかる ●管理の手間やコストが発生する | ●業種によっては利用ができない(オイルの付く業種はNGの場合も) ●最低発注数があり、欲しい数だけ注文できない場合も |
リネンクリーニングのメリット
リネンクリーニングであれば、リネンサプライ業者では取り扱っていない独特なリネン類を採用できます。
事業のブランドイメージを重視したいなら、自社でオリジナルロゴの入ったリネン類を購入する場合もあるでしょう。
選べるリネン類の自由度が高い点は、リネンクリーニングならではのメリットといえます。
またリネンクリーニングは、営業日が不定期な店舗や繁忙期で利用状況に変動のある業種に便利です。
店の経営状況によって臨機応変に対応できるのも、リネンクリーニングのメリットの一つだといえるでしょう。
リネンクリーニングのデメリット
リネンサプライに比べて、事業立ち上げ時にかかるコストの負担は多いでしょう。
少ない資金で事業を開始したい業者にとって、リネン類を購入してクリーニングするのはデメリットになりかねません。
またリネンクリーニングを使い続ける場合、在庫管理・洗濯頻度・破損時の買い替えなどの管理にかかる工数が伴います。
人手不足の業者にとっては管理の手間がデメリットとなるでしょう。
リネンサプライのメリット
リネンサプライは、洗濯だけでなく交換や補修も行ってくれるので、破損による買い替えの心配なども不要です。
安定的に清潔なリネン類が必要な医療・宿泊業などに、リネンサプライは向いています。
リネンサプライを使うとリネン類を管理する負担が減らせるので、本来の実務に集中できるのもメリットの1つです。
リネンサプライのデメリット
マッサージや整備業など油分が多く付着する業種では、リネンサプライの利用を断られる場合があります。
大量のオイルが付着しているリネンは、乾燥機にかけた場合に発火する恐れがあるからです。
一方のリネンクリーニングの場合は、オイルのしみ込んだリネンでも対応できます。
業種によって使用の可否がある点は、リネンサプライのデメリットといえるでしょう。
また小規模な事業だとリネンサプライの最低発注数を契約しても、余分なリネン類が出てしまう可能性があります。
必要数だけの調整が難しいのは、リネンサプライのデメリットといえるでしょう。
リネンクリーニングやリネンサプライを利用する流れ

リネンクリーニングやリネンサプライを利用する場合の、一般的な流れをそれぞれ説明します。
リネンクリーニングを利用する流れ
※大和屋で宅配クリーニングを利用する場合
1.申し込み
Webサイトや電話でクリーニングサービスを申し込みます。
↓
2.キットの到着・クリーニング品を発送
専用の集荷キットが届きます。
↓
クリーニングするリネン類を集荷キットに梱包し、大和屋まで発送してください。
↓
3.検品
大和屋に届いたリネン類は、汚れや破損の有無を確認するために検品されます。
↓
4.クリーニング・仕上げ
専門の設備で洗濯・乾燥・仕上げが行われます。
↓
5.発送
クリーニングが完了したリネン類が、指定の住所に返送されます。
リネンサプライを利用する流れ
※一般社団法人 日本リネンサプライ協会による説明
1.契約
利用するリネン類やサービス内容を決め、リネンサプライ業者と契約を締結します。
↓
2.納品・製品の利用
リネンサプライ業者から清潔なリネン類が納品されます。
事業者は製品を利用して、洗濯せずに置いておくだけでOKです。
↓
3.回収・仕分け
使用済みのリネン類はリネンサプライ業者によって回収されます。
回収されたリネン類は、工場で種類や状態に応じて仕分けられます。
↓
4.洗い・脱水・乾燥
大型の洗濯機で洗浄・脱水されたリネン類は、乾燥機で一気に水分が除去されます。
↓
5.仕上げ・検品
プレス加工やアイロンがけなどで仕上げたのち、最終的な検品で品質が確認されます。
↓
6.出荷
清潔なリネン類が使用者の元に再び届けられます。
リネンクリーニングならヤマトヤクリーニングがおすすめ!

リネンクリーニングとリネンサプライの違いやメリット・デメリット、それぞれの利用の流れについて、今回紹介しました。
リネンクリーニングとリネンサプライのどちらを利用するかは決まりましたでしょうか。
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