布団クリーニング布団の打ち直し布団レンタル
シーツを洗う最適な頻度は?洗う手間を減らすケア方法も解説

「シーツ、本当はこまめに洗いたいけど、正直面倒くさい…」
「みんな、どれくらいの頻度で洗っているんだろう…」
そんな風に思っていませんか?
シーツは面積が大きく、つけ外しも面倒です。
シーツの洗濯に関する疑問や悩みを減らす・解決できるように、最適な洗濯頻度・洗わないと起こりうる健康リスク・手間を減らして清潔を保つケア方法などを一緒に見ていきましょう。
シーツの最適な洗濯頻度は?季節・ライフスタイル別ガイド

どれくらいの頻度でシーツを洗濯すればいいかは、生活スタイルや季節で変わります。
あなたにぴったりのシーツ洗濯のペースを見つけるヒントを解説します。
■シーツの理想的な洗濯頻度:夏は週1・冬は隔週
シーツの理想的な洗濯頻度は季節ごとで変わります。
気温や湿度によって、汗の量が変わるからです。
夏は、週に1回が目安といわれています。
暑さで寝汗が多く、シーツが湿りやすいからです。
湿気を含んだシーツは、ダニが繁殖するのに適した環境といえます。
皮脂も多く分泌されるため、シーツには汚れや臭いがつきやすいです。
一方の冬は、2週間に1回を目安に洗濯するのが望ましいです。
夏と比べて、汗をかく量が少なく、シーツも汚れにくいものの、暖房をつけっぱなしにするなど、寝汗が多くなる場合は冬でもあります。
寝汗が多い場合は、夏と同じように週に1回は洗うのが理想的です。
「理想」を紹介した手前で恐縮ですが、我が家は夏場でも隔週か月に1回ぐらいの頻度です。
妻が気に掛けて定期的に洗ってくれている(妻に感謝です!)ものの、平日は当社で一緒に仕事をしているので、余裕ができた週末に洗えれば洗うといった程度です。
のちほど「洗濯頻度を減らす毎日の簡単ケア」を紹介しますので、理想どおりには洗えないという我が家のようなご家庭は、そちらも試してみてください。
■一人暮らし:ひと月以上に洗濯をしない人が4割!?
一人暮らしの人も、夏は週に1回・冬は2週間に1回の頻度でシーツを洗うのが望ましいです。
しかしAll aboutの調査によると、シーツを洗う頻度は「月に1回程度」が27%、「それ以下(一カ月以上洗濯しない)」が41%もいたそうです。
一人暮らしの人は、仕事で忙しかったり、そもそもの洗濯物が少なくて洗濯をする頻度が少なかったりするのも影響しているのかもしれません。
■ペットや幼いお子さんがいる家庭:汚れに応じて週2以上
ペットや幼いお子さんがいる家庭は、衛生面を重視して、理想の頻度よりも多く(週に2回以上)洗濯した方がいい場合もあります。
ペットやお子さんは、大人よりも汗をかきやすいからです。
粗相をする場合もあるでしょう。
目に見えて汚れたら、すぐにシーツを洗ってください。
なお、シーツにシミがついた場合は、シミ抜きをしてから洗濯機で洗いましょう。
シミを放置すると、雑菌が繁殖しやすくなります。
防水シーツは特に、おしっこなどが寝具に染みるのを防ぐために水分をはじく反面、汚れや臭いが染みつきやすいので、こまめな洗濯が重要です。
人間のおねしょならまだいいのですが、ペットのおしっこをクリーニングするのは大変です。
ヤマトヤクリーングの場合は、個別で手間をかけて洗っています(追加料金が必要です)。
人間と比べたとき、ペットの方が濃縮されたおしっこをするため、臭いが強くなります。
特に猫の場合は大変です。
異性へのアピールのためのフェロモンや縄張りを誇示するマーキングのために、特有のアミノ酸「フェリニン」が尿に含まれています。
フェリニンが空気に触れて「チオール」に分解されると、猫特有の悪臭が出ます。
■敷きパッドや枕カバーなど、ほかの寝具の洗濯頻度
ほかの寝具も、定期的に洗いましょう。
枕カバーは、週に1〜2回の頻度で洗うのが理想です。
枕カバーは顔に直接触れるため、シーツ以上に汗や皮脂が付着します。
敷きパッドは、シーツよりも厚みがあるため、2週間に1回を目安にするぐらいでかまいません。
布団自体は、半年〜1年にⅠ回はクリーニングに出すのがおすすめです。
私は、ダスキンの「からだ支える快眠マットレス」を使っています。
カバーはもちろん、本体のマットレスも取り出して洗えるので衛生的です(洗濯機には入らないので、私も風呂場で定期的に洗っています)。
ヤマトヤクリーングでも販売していますので、気になる方はお問い合わせください。
https://www.duskin.jp/item/sleep/dc003280
シーツを洗わないとどうなる?

「目立った汚れもないから大丈夫」と、シーツを洗わないままでいると、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。
シーツを洗わないことで起こりうるリスク3つを解説します。
■目に見えない汚れ:汗・皮脂・ホコリ
見た目ではわからなくても、どんどん汚れてシーツが傷んでいくリスクがあります。
シーツに溜まるのは、目に見える汚れだけではありません。
汗・皮脂・フケ・垢など、無色や小さい汚れやゴミにも要注意です。
人間は眠っている間にコップ1杯分(200ml程度)の汗をかくといわれています。
その汗や一緒に分泌される皮脂を、シーツは吸収しているのです。
またフケや垢なども、寝返りのたびにシーツに付着しています。
■健康への影響:ダニ・カビ・雑菌
健康への影響も見逃せません。
シーツの汚れは、ダニやカビなどにとってごちそうです。
ダニやカビは、人の皮脂やフケを食べて生きています。
シーツを洗わないと、ダニやカビが増え続ける一方です。
寝るたびに汗や皮脂などはシーツに付着・蓄積していくので、ダニやカビが繁殖しやすい「悪循環」に陥っているといえるでしょう。
具体的な健康被害としては、下のようなものが挙げられます。
- 肌荒れ(かゆみ・ニキビ・湿疹など)
- 鼻炎・鼻詰まり
- 咳・ぜんそく
- 目のトラブル(かゆみ・充血・目やになど)
- 睡眠の質低下
- 感染症(風邪・インフルエンザなど)
私も・子どもも、ハウスダストアレルギー持ちです。
アレルギーが出ると、鼻水・咳・くしゃみなどでつらいです。
シーツを定期的に洗っているのはもちろん、新潟県糸魚川市内の一軒家で、室内でシーツを干せるぐらいのスペースがあり、ホコリや花粉などが付きにくくて助かっているのですが、都内もしくはマンションなどでは難しい方もいるかもしれません。
ぜひ体を大事にされてください。
■ほかの寝具への影響:寿命の短縮・悪臭
シーツを洗わずに使うと、ほかの寝具にも悪い影響が出ます。
汗や皮脂が染み込んだシーツをつけたままだと、布団やマットレスにまで汚れが広がり、悪臭が発生する可能性があるでしょう。
シーツに付着した汚れは、繊維を傷める原因にもなります。
汚れがこびりついて、破れやすくなったり、色が変わったりする場合があるでしょう。
布団・マットレス・枕はもちろん、シーツ自体の寿命も短くなります。
シーツの洗濯・乾燥・普段のケア方法

つづいて、自宅で実践するときに意識したい、シーツの洗濯や手入れのコツを紹介します。
■自宅で洗うための準備とコツ
シーツを自宅で洗う場合、洗濯機を使うのが一般的でしょう。
下にまとめたようなポイントも押さえておくと、手間を減らしたり失敗を防げたりします。
参考にしてみてください。
【洗濯表示の確認と洗剤の選び方】
洗濯を始める前に、シーツについている洗濯表示を必ず確認しましょう。
素材によっては、自宅で洗えないシーツがあります。
家庭での水洗いができない「水洗い不可」のマーク(水がたまった桶に×印がついているマーク)が付いているシーツは無理に洗わないでください。



白っぽいシーツは、汚れが目立ちやすいです。
黄ばみや黒ずみが気になる場合は、酸素系漂白剤を使うのもいいでしょう。
塩素系の漂白剤は強力なため、色柄物のシーツに使うと、色落ちする可能性があるので注意してください。
【厚みのあるシーツや防水シーツの洗い方】
厚みのあるシーツや防水シーツを洗う際は、洗濯機に入れる前に汚れが目立つ部分をブラシなどで軽くこすり洗いをしておきましょう。
汚れが落ちやすくなります。
また、洗濯ネットに入れると、ほかの洗濯物との絡まりを防ぎ、シワや傷みを軽減できます。
【シワを防ぐ洗濯ネットの使い方】
洗濯ネットに入れる際は、ただ丸めるのではなく、じゃばら状にシーツを畳むのがポイントです。
水や洗剤が全体に行き渡りやすくなり、洗いムラを防げます。
シーツが絡まりにくくなるので、洗濯後のシワも防ぎやすいです。
■部屋干しでも安心!失敗しない乾かし方
シーツを早く乾かすコツも紹介します。
【外干し・部屋干しのポイント】
シーツをM字型やじゃばら状にして干してみてください。
M字干しとは、2本の物干し竿を使ってシーツがM字になるようにかける干し方です。
蛇腹干しは、ピンチハンガー(洗濯ばさみが多くついている物干し)でジグザグに折ってから干す方法です。
風がとおりやすくなるため、より早く乾かせます。
部屋干しの場合、エアコンの除湿機能や扇風機を活用しましょう。
エアコンの除湿機能を使うと、部屋全体の湿度を下げられるので、シーツも早く乾きます。
扇風機を使い、シーツ全体に風を当てるのも効果的です。
【乾燥機やコインランドリーの活用術】
場所や天気の問題で自宅での外干しができない場合は、乾燥機やコインランドリーを活用するのもおすすめです。
乾燥機を使えば、短時間でシーツをふっくらと乾かせます。
また、熱風で乾かすため、ダニ対策にもなります。
ただし、乾燥機が使えないシーツもあるので、シーツの洗濯表示を事前に確認して、下のマークがある場合は止めてください。

■洗濯頻度を減らす毎日の簡単ケア
夏場はシーツを週に1回洗うのが理想的と書きましたが、「大変…」「難しい…」と感じる人もいるでしょう。
シーツを清潔に保つためにできる、日々の簡単なケアを紹介します。
ぜひ試してみてください。
【朝起きたら、湿気を取り除く・布団を整える】
起きてすぐに布団を畳むのではなく、掛け布団をめくって、マットレスや敷き布団にこもった湿気を逃がしましょう。
シーツのベタつきや臭いを軽減できます。
【除湿シートや除菌・消臭スプレーの活用】
マットレスや敷き布団の下に除湿シートを敷くと、寝具全体の湿気を対策できます。
日々のちょっとしたケアとして、除菌・消臭スプレーを活用するのもいいでしょう。
【洗い替えを複数用意するメリット】
シーツを複数枚持っておくのもおすすめです。
シーツを複数持っておくと、清潔なシーツとローテーションしながら使えます。
【Q&A】シーツ洗濯のよくあるお悩み解決!

シーツを洗う際、疑問に思う点がほかにもあるかもしれません。
ここでは、みなさんが抱いていそうな疑問について答えてみたいと思います。
【Q1】布団とベッドとで、シーツで洗濯頻度は変わる?
【A1】洗濯頻度に大きな違いはありません。
ただ天日干しが、布団はしやすいですが、ベッドのマットレスは難しく、湿気が寝具自体に溜まりやすいのではないでしょうか。
ベッドの場合は、マットレスの下に除湿シートを敷いたり、定期的にマットレスを立てかけたりして湿気対策をするのがおすすめです。
【Q2】シーツの頑固な黄ばみや汗染みはどうやって落とす?
【A2】40〜50℃くらいの湯に、酸素系漂白剤を溶かし、シーツをつけ置きしてから洗濯機で洗うと効果的です。
つけ置く時間は、1時間程度を目安に、漂白剤のパッケージの表記に従って判断してください。
襟元や首元など、汗をかきやすい・汚れが頑固な部分には、洗濯洗剤や酸素系漂白剤をつけて軽くもむといった前処理をしておきましょう。
【Q3】業者にシーツのクリーニングを依頼するメリットは?
【A3】「つけ外しが面倒」「洗濯機に入らない」「干す場所がない」という人は、クリーニング業者に依頼するのもいいでしょう。
プロに任せれば、きれいに仕上がるだけでなく、手間と時間を大幅に節約できます。
新潟県糸魚川市内だけですが、ヤマトヤクリーングでも「洗濯代行サービス」でご家庭からのシーツのクリーニングを承っています。
もしくは、布団ごと汚れて一緒に丸洗いしたい場合は、シーツもつけたまま集荷に出してくだされば、クリーニングしてお戻しします。
シーツのこまめな洗濯とヤマトヤクリーングでの丸洗いで寝具と健康を守ろう!

シーツを洗う頻度の目安や、ケアを楽にするためのコツなどを今回紹介しました。
汚れたままでは、ほかの寝具が傷むのはもちろん、健康面での不安もあるので、シーツはこまめに洗うようにしましょう。
ただ手間や時間を考えると、シーツの洗濯はなかなか大変な家事です。
すでに臭いや汚れがついてしまってクリーニングを検討されている場合は、布団ごと丸洗いしてはいかがでしょうか。
1958年創業の老舗クリーニング屋「大和屋」が提供している「ヤマトヤクリーニング」では、シーツをつけたまま布団をクリーニングに出せば、一緒にきれいにしてお戻しします。
ネットの宅配クリーニングサービスで全国対応をしており、自宅で集荷と受け取りも完結できます。忙しい方こそ、ぜひご利用ください。
布団クリーニング:https://yamatoya-itoigawa.com/shop/huton/
布団ケアはさまざまなニーズに寄り添えるようにコースやオプションも豊富にそろえています。
それぞれの専用ページから詳細をご確認ください。
オーガニック布団クリーニング:https://yamatoya-itoigawa.com/shop/huton/huton-organic/
個別丸洗い:https://yamatoya-itoigawa.com/shop/huton/huton-kobetsu/
布団レンタル:https://yamatoya-itoigawa.com/shop/hutonrental/
羽毛布団リフォーム:https://yamatoya-itoigawa.com/shop/hutonreform/
◆新潟県・糸魚川市内限定◆
新潟県糸魚川市内であれば、衣類や毛布などほかの洗濯物も一緒に18点まで依頼できる「洗濯代行サービス」でシーツのクリーニングを承っています。
1バッグ 2,376円(税込)の安心価格です。
プロに任せることで、清潔なシーツと気持ちのよい眠りを簡単に手に入れられます。
専用ページを設けていますので、サービスの詳細はそちらでご確認ください。
【おことわり】
ヤマトヤクリーニングでのクリーニングを除き、本記事で紹介している洗濯方法を大和屋が推奨しているわけではありません。
記事の内容に従ってシーツの洗濯などをする場合、あくまでご自身の責任で行ってください。
編集者プロフィール

- 株式会社大和屋・専務取締役
- 新潟県糸魚川市にある1958年創業の老舗クリーニング業者「株式会社大和屋」の専務取締役。宅配クリーニング「ヤマトヤクリーング」では全国からの依頼に対応中。職人による確かな洗浄技術が好評で、衣類・布団・テント・ぬいぐるみなど、さまざまなものをクリーニング!
最新の投稿
布団クリーニング2025年9月25日シーツを洗う最適な頻度は?洗う手間を減らすケア方法も解説
宅配クリーニング2025年8月25日毛玉の正しい取り方は?予防方法や発生しやすい条件も解説!
お知らせ2025年8月7日糸魚川市のヒスイが、100年後も、その先もずっと見られるように。
宅配クリーニング2025年7月25日アイロンの正しいかけ方は? 必要なものやキレイに仕上がるコツも解説