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衣類の生乾き臭を消す方法は？部屋干しによる嫌な臭いの原因や予防法も紹介
洗濯したはずの衣類から、雑巾のような臭いがしているところではありませんか？
正体は“生乾き臭”かもしれません。
とくに梅雨の時期などで部屋干しをすると、生乾き臭が発生しやすいです。
衣類についた生乾き臭を落とすには、いくつかのポイントがあります。
生乾き臭の対策にくわえて、原因や予防法などもチェックしていきましょう。
衣類の生乾き臭を消す方法とは？
衣類の生乾き臭の対処法はいくつかあります。
代表的なものをまとめました。
参考にして、生乾き臭を軽減してみましょう。
オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使用して殺菌する
衣服の生乾き臭の対処としてまず試してほしいのが、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使った洗濯方法です。
一般的な洗剤に比べて酸素系漂白剤には強い除菌作用が期待できます。
特に粉末タイプの酸素系漂白剤は、臭いの原因を抑える働きが期待できるでしょう。
ただし粉末タイプでは洗濯ができない衣類もあります。
洗濯表示をよく読んで、デリケートな衣類を洗う場合は液体タイプを使うのがおすすめです。
酸素系漂白剤を使う場合は、すぐに洗うのではなく、つけ置きをすると生乾き臭が取り除きやすいでしょう。
熱い湯で洗う(煮沸洗い)
生乾き臭の対処として、熱湯処理(「煮沸洗い」とも呼ばれる)も挙げられます。
生乾き臭のもととなる雑菌は、高温に弱いです。
40〜60℃の湯でつけ置き洗いを行えば、臭いの原因菌を抑制できます。
強力な洗剤を使わないので、肌着やタオルなど肌に直接触れるものにも適しています。
ただし熱に弱い素材は、縮みや色落ちのリスクもあるため、注意が必要です。
シルク・ウール・レーヨン・ポリウレタンなどの耐熱性の低い素材では、熱湯処理を避けましょう。
乾燥機を活用して高温で仕上げる
家庭用またはコインランドリーの乾燥機を活用して高温で乾かすことも、生乾き臭の対策です。
乾燥機の熱風は繊維の奥まで入り込み、菌の繁殖を防ぐ働きが期待できます。
特に業務用の乾燥機は温度が高く、より強力に雑菌を除去できるでしょう。
家庭用の乾燥機で十分に効果が得られない場合は、コインランドリーを活用するのがおすすめです。
乾燥機を使用する際は、乾燥ムラが出ないように衣類を均等に広げておきましょう。
アイロンを使って乾かす
アイロンを活用して衣類を乾かすのも、生乾き臭を防ぐ1つの手段です。
衣類を8割ほど乾かした後にアイロンで熱を加えてみましょう。
ドライモードで当てると繊維の奥まで熱が伝わり、雑菌の繁殖を抑制できます。
特に襟元や脇部分など汗や皮脂がたまりやすい箇所には、重点的にアイロンをかけるのがおすすめです。
ただしアイロンを使う場合は衣類が高温に耐えられるかを事前にチェックしておきましょう。
クリーニング業者に依頼する
衣類の生乾き臭がどうしても改善されない場合は、プロのクリーニングに依頼するのが有効です。
業務用の洗剤や高温乾燥機を使用することで、家庭では取り切れない臭いの原因菌も徹底的に除去できます。
特にデリケートな素材の衣類は、自己流で対処をすると傷む可能性があります。
お気に入りの洋服や大切にしている衣類を長持ちさせるためにも、プロに依頼する選択肢を検討しておくのがおすすめです。
衣類の生乾き臭が発生する原因は？
生乾き臭が発生する原因は“雑菌”であると、少し紹介しました。
もう少し詳しく生乾き臭の原因について紹介します。
根本原因と要因の２つの観点で、以下にまとめました。
生乾き臭の原因はモラクセラ菌という雑菌
部屋干しをしたタオルやシャツが濡れると、雑巾のような臭いがする場合があるでしょう。
臭いの正体は「モラクセラ菌」と呼ばれる雑菌だと考えられます。
モラクセラ菌は家庭内に広く存在し、特に湿度が高く乾きにくい衣類や寝具に付着して増殖します。
モラクセラ菌は乾燥や紫外線に強く、通常の洗濯だけでは完全に除去できない場合も多いです。
ひどい生乾き臭は菌の排泄物によるもの
生乾き臭の原因となっているのは、モラクセラ菌そのものではありません。
洗濯物に残った皮脂や汚れをモラクセラ菌が分解し、その際に発生する排泄物が悪臭のもとになります。
湿った状態が長時間続くと、菌の活動が活発になり、臭いのもとが繊維の奥にまで染み込んでしまいます。
これが原因で、洗濯をしても臭いが残る、または乾いたあとに再び臭ってくるのです。
生乾き臭が発生する原因は洗濯頻度や洗い方
生乾き臭が発生する原因は、洗濯頻度や一度に洗濯する量なども考えられます。
例えば洗濯頻度が少ないと、放置している衣類に雑菌が増殖するでしょう。
また洗濯槽に洗濯物を詰め込み過ぎると、洗剤や水が全体に行き渡らず洗浄力が弱まります。
加えて脱水不足やすすぎ残しがあると、菌の栄養源となる汚れが衣類に残ったままになり、生乾き臭が発生します。
衣類の生乾き臭の発生を防ぐポイント
つづいて、衣類の生乾き臭を防ぐポイントを5つ紹介します。
ご自身に合った実践しやすい方法から試してみてください。
洗濯機は清潔に保っておく
日頃の洗濯習慣を見直すことで、生乾き臭の予防は可能です。
まず身近な対策として、洗濯機の清掃をしてみましょう。
洗濯槽の裏側には、見えないカビや雑菌が潜んでいることがあり、定期的に洗浄しないと洗濯物に菌が移ってしまいます。
市販の洗濯槽クリーナーで、月に1回は清掃するのがおすすめです。
またゴムパッキンの内側や排水フィルター、洗剤投入口などの細部も丁寧に掃除しましょう。
洗濯後は蓋を開けて内部をしっかり乾燥させるのも、生乾き臭を予防するのに重要です。
洗濯機の容量には余裕を持たせておく
洗濯物を詰め込み過ぎると、水や洗剤が全体に行き渡らず、十分に洗浄できません。
結果として皮脂汚れやモラクセラ菌が残り、生乾き臭が発生する原因となります。
目安としては洗濯機の容量の7〜8割に留め、詰め過ぎないよう心がけましょう。
洗濯物はすぐに干す
洗濯が終了した直後から、湿った衣類で雑菌の繁殖が始まります。
洗濯槽に衣類を放置したままにしておくと、温かく湿った環境でモラクセラ菌が急速に増殖して数時間で強い臭いが発生することもあります。
時間が経つほど臭いは落ちにくくなるため、洗濯が終わったらすぐに取り出して干すのが重要です。
夜間などの洗濯時には、浴室乾燥機や除湿機との併用もおすすめです。
部屋干しならサーキュレーターを使用するなど、早く乾く工夫をする
部屋干しをするときは、風通しと乾燥速度が重要です。
浴室乾燥機があれば理想的ですが、ない場合はサーキュレーターや扇風機を使用して洗濯物に風を直接当てて乾かしましょう。
またワイシャツには、襟を立てパンツは裏返すなどして、空気の接触面積を増やす工夫も有効です。
除湿器やエアコンのドライ機能を併用すれば、乾燥時間をさらに短縮できます。
重曹を使って洗濯する
重曹には消臭・中和作用があります。
生乾き臭の予防に使うのも重曹は効果的です。
水10Lに対して大さじ1杯の重曹を洗濯時に加えると、皮脂汚れが分解されやすくなり、菌の繁殖を抑えられます。
市販の洗濯洗剤と併用しても基本的には問題なく、手軽な方法として活用できるでしょう。
ただし重曹が使用できるか、洗濯機の取扱説明書を確認してからにしてください。
生乾き臭のする服はヤマトヤクリーニングがおすすめ！
今回は衣類の生乾き臭に関して、原因・対策・防ぐポイントなどについて紹介しました。
自宅での対処が難しい場合や時間がない人方は、宅配クリーニングを利用するのがおすすめです。
お気に入りの衣類の生乾き臭を落としたい場合はとくに、1958年創業の老舗クリーニング屋である大和屋が提供する「ヤマトヤクリーニング」をご利用ください。
職人たち一人一人の丁寧な仕事が自慢のクリーニングサービスです。
ヤマトヤクリーニングの宅配サービスでは、自宅にいながら集荷・配達まで完結できます。
全国対応をしているので、住んでいる地域に関わらず依頼が可能です。
またヤマトヤクリーニングの宅配サービスは「5点詰め放題・10点詰め放題・15点詰め放題・20点詰め放題」の４コースから選べます。
ワイシャツ・コート・ダウン・ワンピースなど、さまざまな種類の衣類が組み合わせ自由です。
防カビ・防虫・抗菌加工など豊富なオプションもあります。
衣類クリーニングの詳細は、下記の専用ページにまとめてあります。
ぜひご確認ください。
【おことわり】
ヤマトヤクリーニングでのクリーニングを除き、本記事で紹介している方法を大和屋が推奨しているわけではありません。
記事の内容に従って生乾き臭の対策をする場合、あくまでご自身の責任で実行してください。
