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ダウンは洗濯機で洗える?ジャケットやコートの失敗しない洗い方とクリーニングに出すべき境界線を解説

ダウン(羽毛)のジャケットやコートは、洗濯に迷いやすい衣類です。
洗濯機で洗ってよいのか…でも、自分で洗うのは面倒臭い。
しかも、失敗すると型崩れやダウンの劣化につながるから、クリーニングに出すべきなのか…。
ダウンのジャケットやコートを自宅で洗えるか・クリーニングに出すべきかの見極め方、洗濯機と手洗いそれぞれの正しい洗い方、乾燥時の注意点をチェックしていきましょう。
【この記事の解説者】

新潟県糸魚川市にある1958年創業の老舗クリーニング業者「株式会社大和屋」の専務取締役。宅配クリーニング「ヤマトヤクリーング」では全国からの依頼に対応中。職人による確かな洗浄技術が好評で、衣類・布団・テント・ぬいぐるみなど、さまざまなものをクリーニング!
家で洗濯できる/できないダウンの見分け方や境界線

家で洗濯できるものとできないものの見分け方や境界線を紹介します。
見分けるときは以下の三つをチェックしてください。
● 洗濯表示(タグ)
● 表地の素材
● シームレスダウンかどうか
■まずは「洗濯表示(タグ)」をチェック
ダウンを洗う前に、洗濯表示(タグ)をチェックしましょう。
洗濯表示とは、消費者庁消費者庁のガイドラインに基づいて定められた、衣類の取り扱い方法を確認するためのタグです。
衣類の裏側や首元などに付いています。
衣類をきれいに保つために、表示内容を守る必要があります。

洗濯機や手洗いのマークが表示されていれば、自宅での洗濯が可能と判断できます。
一方で「水洗い不可」や「ドライクリーニングのみ」と記載されている場合は、自宅で洗うのは避けたほうが無難です。
素材・縫製・加工方法を踏まえて洗濯表示は決められているため、内容を守りましょう。

海外で購入された製品は、洗濯表示がいい加減な場合があります。
表示どおりに当社で洗濯して傷んだとき、国内で購入されたものはメーカーやブランドの責任で保証される場合が大半なのですが、海外で購入されたものの多くは保証されません。
自宅で洗うのはもちろん、クリーニング業者に出す場合も自己責任になる可能性があるので、規約などをしっかり確認しましょう。
■表地の素材で判断!レザー・ウール・高級ブランドは「自宅洗いNG&クリーニング業者に依頼」
洗濯表示に加えて、表地の素材も重要な判断材料になります。
表地がポリエステルやナイロンであれば、自宅洗いが可能な場合も多いです。
一方、レザーやウールなどは水に弱く、自宅で洗濯すると風合いが大きく損なわれかねません。
高級ブランドのダウンは、特殊な加工やデザインが施されていることも多く、自宅での洗濯はリスクが高いです。
無理に自宅で洗わず、クリーニング業者に依頼するのが安心です。
フードやファーが付属していないかも、洗濯前に確認してください。
動物の毛皮を使用したリアルファーは、自宅で洗えないため、取れる場合は外しましょう。
合成繊維を用いたフェイクファーは自宅で洗える場合もあるため、洗濯表示で判断しましょう。
■「シームレスダウン」は自宅なら手洗い。クリーニング業者も対応可否が分かれる
シームレスダウンは、洗濯機で回すと圧着部分が剥がれる恐れがあるため、自宅では手で洗いましょう。
シームレスダウンとは、キルティング部分に樹脂による圧着加工を施して保温性や防風性を高めたダウンジャケットのことです。
軽量で温かくダウンも飛び出しにくい代わりに、樹脂の経年劣化で圧着部分が剥がれる場合があります。
クリーニングに出す場合も業者によって対応が分かれます。
説明したとおり劣化の恐れがあるため、依頼を断る業者もあるようです。
対応してくれるのか、受け付けてくれる場合もどういう洗い方になるかを事前に確認するのがおすすめです。
シームレスダウンは、ドライクリーニングをすると、テープの接着力が弱まります。
手洗いしかできないため、断っている業者もあるようです。
ヤマトヤクリーングは、シームレスダウンの洗濯も承っています。
気兼ねなくご依頼ください。
ダウンのジャケットやコートを洗濯する方法(失敗を避ける手順)

つづいて、ダウンのジャケットやコートを失敗せず自宅で洗濯する方法や手順を解説します。
自宅で洗濯する方法は洗濯機に回す方法と手洗いの2種類があり、注意すべき点が異なります。
それぞれ確認しましょう。
■洗濯機でダウンを洗う方法
準備するもの
● 専用洗剤またはおしゃれ着洗剤
● 洗濯ネット
● タオル(必要に応じて)
一般的な洗濯洗剤は弱アルカリ性であり、ダウンの素材を傷める可能性があります。
中性の洗濯洗剤を使用してください。
おしゃれ着洗剤でも大丈夫です。
洗濯機の場合は洗濯ネットに入れます。
折り畳んでもダウンのジャケットやコートはかさばるため、大きめの洗濯ネットがあると安心です。
部分洗いをする際に使うため、必要に応じてタオルも用意しましょう。
【手順①】 襟・袖などの汚れている部分を確認&予洗い
洗濯機で回す前に、襟や袖などの汚れを確認し、必要に応じて予洗いをしておきましょう。
生地表面のちょっとした汚れだけなら、部分洗いで十分です。
汗をかく部分の汚れが気になるときは、洗濯の前に予洗いをすると効果的です。
洗剤を水に溶かし、タオルに含ませて汚れを擦り落とすように拭き取ります。
ファンデーションや口紅などの頑固な汚れに対しては、ベンジンを使用するのも手です。
【手順②】洗濯ネットに入れる
形崩れやシワを防ぐために、ダウンは丁寧にたたんで洗濯ネットに入れてください。
GORE-TEX(ゴアテックス)®やDRYTECH(ドライテック)®などの素材が使用されたジャケットやコートは水を弾くため、表裏をひっくり返した状態でネットに入れます。
縦型洗濯機は、浮いて洗剤液が浸透しない場合があるため、洗濯槽の下方にしっかりと沈めてふたをしましょう。
【手順③】洗濯機の設定(手洗いコース・ドライコース)
ダウンを入れて洗濯機を回す番ですが、「手洗い」や「ドライ」のコースに設定するのを忘れないでください。
手洗いやドライなどの水流が弱いコースを選び、運転を開始します。
すすぎの注意点は、洗剤を残さないことです。
洗剤が生地やダウン内に残ると、ベタつきや臭いの原因になり、保温性の低下にもつながります。
すすぎは2回以上行いましょう。
もみ洗いは避け、押し洗いを選択してください。
【手順④】脱水は「1分以内」が鉄則
脱水は、1分以内にするのが重要です。
長時間脱水を行うと、ダウンが一方向に寄って、乾燥後も元に戻りにくくなってしまいます。
脱水後放置すると生乾き臭の原因になるため、すぐに形を整えて干してください。
通水性のない素材や透湿防水素材は、タオルで水気をとっておきましょう。
■ダウンを手洗いする方法 ※自宅で洗うならこちらがおすすめ
準備するもの
● 専用洗剤またはおしゃれ着洗剤
● 桶
● タオル
洗濯機の場合と同様に、生地やダウンを傷めないために中性洗剤またはおしゃれ着洗剤を用意しましょう。
ジャケットやコートを入れて手洗いができるぐらい大きな桶がない場合は、風呂の浴槽でも代用可能です。
すすぎや脱水時に水気を拭けるよう、タオルもあると安心です。
【手順①】ファスナーを閉めて形を整えながら折り畳む
洗う前に、ジャケットやコートのファスナーを閉めて丁寧に折り畳んでおきます。
折り畳んだ方が、中のダウンが偏らず、洗濯後も型崩れしにくくなります。
通気性のない素材もあるため、軽く押して空気を抜いておきましょう。
【手順②】洗剤液をつくって、そっと押し洗い&すすぎ
つづいて、洗剤液づくり・押し洗い・すすぎの工程です。
ダウンのジャケットやコートがちょうど浸かるくらいの量のぬるま湯を用意します。
適量の洗剤を入れて混ぜ、洗剤液をつくったら、ジャケットやコートを浸して押し洗いしてください。
押し洗いするたびに汚れが浮き出し、洗剤液が濁ってきます。
このときにジャケットやコートを持ち上げると、水を含んだ重みで生地を傷めることがあるため、気をつけてください。
押し洗いが済んだら桶の水を捨て、押してダウン内の水分を抜き、きれいな水に浸してください。
すすぎは、水が濁らなくなるまで繰り返しましょう。
【手順③】タオルや洗濯機で脱水する
洗い上がったら、タオルや洗濯機で脱水をしましょう。
生地を傷めるのが心配な場合は、ジャケットやコートをタオルにやさしく押し当てて水気を絞り出します。
バスタオルなど大きなものが、挟み込みやすく水分も吸い取りやすいためおすすめです。
水気が切りにくい場合は、洗濯ネットに入れて洗濯機で30秒から1分間ほど脱水をかけるのも手です。
洗濯機で脱水をかけるとシワをつくる原因にもなるため、かけ過ぎには注意しましょう。
今洗おうと思っているジャケットやコートは、仕事で使う用で会社から貸与されているものではないでしょうか。
なかには、倉庫内や屋外での作業用のジャケットやコートを複数枚まとめて洗おうとしている方もいるかもしれません。
業務用の衣類をまとめて・定期的に依頼いただける法人に対しては、ヤマトヤクリーングは見積書を出して要望に寄り添っています。
個人で洗濯の手間暇やクリーニング代を負担している場合は、会社の経費として負担を軽くしてもらえないか相談いただけるとありがたいです。
法人専用の問い合わせフォームを設けています。
そちらからご相談ください。
ダウンをペチャンコに・生乾き臭くさせない乾燥テクニック

ダウンをペチャンコに・生乾き臭くさせない乾燥テクニックも押さえておきましょう。
正しくダウンを乾燥させるためには、以下の三つを守るようにしてください。
● ダウンをほぐしながら、偏りがない状態にする
● 陰干し+自然乾燥2~3日でしっかり乾かす
● 乾燥機にかけるときにテニスボールを入れる
中身をほぐしながら、偏りがない状態にする
干す際は手で軽くたたいて中身をほぐし、均一に広げておくことが重要です。
洗濯後は、ダウンが水を含んで偏りやすい状態です。
脱水後放置したり、ほぐさずに干したりすると、ダウンが偏って戻らず、保温性が低下してしまう場合もあります。
乾燥後のふくらみも変わるため、忘れずに中身をほぐして偏りを無くしましょう。
乾燥時だけでなく、脱水時に激しく絞ったり、洗濯機で脱水をかけ過ぎたりすることでもダウンの偏りが発生します。
脱水後にたたいても戻らない可能性があるため、注意してください。
陰干し+自然乾燥2〜3日でしっかり乾かす
陰干しと自然乾燥でしっかり乾かすのも重要です。
ダウンは直射日光や紫外線に弱いため、風通しのいい場所で陰干しするのが基本です。
表面が乾いたように見えても、内部に水分が残っているため、2〜3日かけてしっかり自然乾燥させましょう。
途中で何度かダウンをほぐすことで、生乾き臭の発生を防げます。
洗濯したジャケットやコートをなるべく早めに使いたい方は、ドライヤーの冷風を当てて乾かすと効果的です。
乾燥機にかけるときにテニスボールを入れる
乾燥機を使う場合は、低温に設定し、ジャケットやコートと一緒にテニスボールを2~3個入れるのがおすすめです。
テニスボールを入れ、ダウンに当ててほぐすことで、ふわふわとした仕上がりになる効果があります。
テニスボールは通常の洗濯時にも入れられ、衣類をたたくことで頑固な汚れ落としの補助にも役立ちます。
普段の洗濯から活用してみてください。
自分でケアする場合、洗いだけは自宅の洗濯機でして、コインランドリーで乾燥機にかける方法もいいかと思います。
低温設定にするのを忘れないでください。
時短になり、仕上がりも乾燥機を使った方がふんわりすると個人的には思います。
ただ、多くのコインランドリーで使われているタンブラー式(ドラム式で衣類を縦にグルグル回すタイプ)の乾燥機は、衣類が傷みやすいです。
当社では「立体乾燥」という傷みを軽減する乾燥機を用いています。
大事なジャケットやコ―トは、ぜひヤマトヤクリーングにお預けください。
【Q&A】ダウンの洗濯に関するよくある質問

ダウンの洗濯に関するよくある質問とその答えをまとめました。
失敗しないよう、チェックしておきましょう。
Q1. ダウンを洗濯・クリーニングする頻度はどれくらいがベストですか?
シーズン終わりに1回で十分です。
洗い過ぎるとダウンが傷みます。
日常的な汚れは洗濯で落とすのではなく、ブラッシングや部分的な拭き取りで対応しましょう。
頻繁に洗わなくても、ダウンの風合いや保温性は保てます。
Q2. 洗濯に失敗してペチャンコになったダウンは復活させられますか?
完全ではないものの、復活できる可能性はあります。
低温設定で乾燥機にかけたり、一度水で軽く湿らせてからダウンをほぐし、偏りを整えつつしっかり乾かしたりすると、ふくらみが戻る可能性があります。
ただし、ダウン自体が傷んでいて回復が難しい場合もあります。
Q3. ダウンの洗濯には柔軟剤を使った方がいいですか?
少量であれば使用してかまいません(入れ過ぎは厳禁です)。
柔軟剤を入れ過ると、ダウンが油分でコーティングされ、保温性やふんわり感が低下する原因になります。
使用する場合は、静電気対策として最小限にとどめるのがおすすめです。
Q4.羽根が出てしまったんですが、どうしたらいいですか?
内側からつまんで引き戻してください。
飛び出した羽根(フェザー)を引き抜くと、生地の穴を広げてしまう恐れがあります。
内側からつまんで引き戻すようにすると、生地へのダメージを抑えられます。
Q5.ダウンを洗濯して生乾きの臭いがついたのですが、どうしたらいいですか?
洗い直して、しっかり乾燥させてください。
ダウンの中に水分が残ると臭いが発生しやすいため、時間をかけてしっかり乾かしましょう。
それでも改善しない場合は、無理をせずクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。
Q6.防水や撥水のスプレーをした方がいいですか?
自分でスプレーするのはおすすめしません。
汚れ防止効果は期待できますが、使い方を間違えるとムラやシミになる恐れもあります。
仕上がりを重視する場合は、クリーニング業者に洗濯とセットで防水や撥水の加工も依頼するのが安心です。
Q7.セルフケアをしない方がいい・ケアをしても無駄な場合はありますか?
シミがついた場合は、変にケアすると広がって落ちにくくなります。
ついたまま、クリーニングに出すのがおすすめです。
中のダウンがよれてしまった場合は、クリーニング業者でも戻すが大変です。
生地が傷んだり、ダウンが多く飛び出していたりする場合と同様に、違うものを買うのがいいかもしれません。
UNIQLOやワークマンのダウンもヤマトヤクリーニングで洗濯&保管で収納スッキリ

ダウンのジャケットやコートのセルフケアの方法を今回紹介しました。
紹介したとおり、ダウンを自宅で完璧に洗濯や乾燥をするのはひと苦労です。
高級なダウンであれば、自宅で洗濯しない方が得策でしょう。
ぜひクリーニング業者を頼ってください。
1958年創業の老舗クリーニング業者「大和屋」が提供する宅配クリーニングサービス「ヤマトヤクリーニング」では、ダウンのジャケットやコートを多く承っています。
洗濯後の預かりサービスで収納スペースをスッキリさせるために、高級品だけでなく、UNIQLOやワークマンなど自宅で洗えるダウンを依頼される例も多いです。
サービスの紹介は下記の専用ページからご確認ください。
安価なダウンならば、クリーニング代の方が高くつく場合もあるでしょう。
ヤマトヤクリーニングの「MIXクリーニング」は、品数で料金を決める仕組みなので、布団やスーツなどのほかの商品と一緒に出せばお得に使える可能性もあります。
もちろん、保管サービスも利用可能です。
こちらも専用ページがありますので、ぜひご覧ください。
【おことわり】
ヤマトヤクリーニングでのクリーニングを除き、本記事で紹介している洗濯方法を大和屋が推奨しているわけではありません。
記事の内容に従ってダウンの洗濯などをする場合、あくまでご自身の責任で行ってください。
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