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人気の綿素材の衣料品

どのような時期でも使える綿素材。

綿とは、アオイ科ワタ属の多年草「ワタ」の種子からとれる繊維のことを指すようです。

綿のことについて少し調べてみました。

こちらは繊維の断面を顕微鏡で観察した画像です。

天然の”撚り”がかかりチューブをつぶしたような構造になっていて、その空洞に含まれる空気が優れた保湿・断熱機能を発揮します。
綿のように自然界において天然に存在している繊維は「天然繊維」と呼ばれ、綿の他にも「絹」や「麻」、「羊毛」などがあります。

綿の特徴

◎長所

・丈夫(強度があり、耐摩耗性がある)
・肌ざわりが良い(吸収性・放湿性に富み、柔らかい)
・染色性がよい
・耐洗濯性がよい(アルカリに強く、耐摩耗性がある)

◎短所

・縮みやすい
・シワになりやすい
・繰り返し洗濯することで硬くなる

綿の種類

〇短繊維

繊維の長さが10~20mm程度のものを短繊維と分類し、これらは紡績には向かないので糸にされることないく、繊維が丈夫という特徴からクッションや布団の詰め物に使用されます。インド産の「デシ綿」などが短繊維にあたり、木綿と呼ばれるのはこの品種のものです。

〇中繊維

繊維の長さが22~28mm程度のものは中繊維に分類され、これが綿の平均の長さです。世界の綿の3/4以上を占めるといわれる「アップランド綿」が有名で、綿で作られる衣類のほとんどはこのアップランド綿から作られています。原産地はメキシコですが、中国、インド、アメリカ、オーストラリアなどでも生産されています。

〇長繊維

繊維の長さが29~38mm程度のものは長繊に分類されます。繊維が長いのはもちろん、細く非常に繊細です。長繊維は綿の中で1番高級品とされていて、まるでシルクのような肌触りとなっています。種類は「スーピマ綿」や「エジプト綿」などがあり、綿の中でもかなり希少で、生産量は8%ほどしかありません。

〇カラードコットン

茶綿ともいい、繊維が茶色のコットンのことをいいます。アメリカのアリゾナ州で綿の品種改良研究者として著名なサリー・フォックス女史による改良品種のアップランド綿です。この綿にはキャメル色と緑がかったものの二種類ありますが、染料で染めたものではなく自然の色であるところに価値があります。 研究者の名前から、フォックス・ファイバーとよばれることもあります。

〇オーガニックコットン

普通の綿とは別に、オーガニックコットンというものがあります。オーガニックコットンはオーガニック農産物等の基準を守り、2~3年以上の実践を経て認証機関から認定を受けたファームで栽培された綿花を指します。栽培時に使用する農薬や肥料に厳格な基準が設けられ、生産から加工までの工程全てにおいて化学薬品の使用などが控えられているのが特徴です。

 

オーガニックコットンを使用して作る、肌に優しいガーゼ服も昨今では人気ですね。

綿は様々な衣類に利用できます。

今回は綿についての内容でした。